コロナ禍で在宅勤務の魅力を身にしみて感じる時代、ウェブデザイナーなど在宅でできる仕事に興味を持ち始めている人は多いのではないでしょうか。

また、本業デザイナーでなくとも、普段の仕事の延長線上でウェブデザインスキルの必要性を感じている人もいるでしょう。

独学でウェブデザインを学ぶのはなかなか大変です。そこでオススメしたいのは、AIを活用したグラフィックデザインツール。AIに任すことで、労力は最小限に、こなれたデザインをつくりだすことが可能になります。今回はAIデザインツールをいくつか紹介します。

AIをデザインに活用するメリットとは?

そもそも、AIに頼るメリットとはなんでしょうか。第一はなんと言っても「効率化」でしょう。1からグラフィックデザインを作り上げるのではなく、大枠の仕事をAIにアウトソースすることで、自分自身がより重要な仕事に集中できるようになります。

また、「初心者に優しい」というポイントもメリット。多くのツールは簡単に使えますので、そもそもパソコンにあまり慣れていない、という人でも簡単に使いこなすことができます。

グラフィックデザインに!AIウェブツール5選

まずはグラフィックデザインに活躍するツールを紹介。「まさかこんな機能が!」というツールがきっと見つかるはず。

料金に加えてメリット・デメリットも解説していきます。

VanceAI

AIによるあらゆる種類の加工画像ができるサービス。テクノロジー系企業にも採用されており、安心して利用できます。

 

<料金>

月額1,080円〜

<メリット>

・あらゆる画像加工サービスがある

・ソフトダウンロード不要

・使い方が簡単

<デメリット>

・有料

 

Rosebud AI

スマホアプリがメインのツール。顔をカメラで撮り、フィルターをかけるだけであらゆる加工動画や画像が作れます。TikTokなどでも活躍しそうですね。

 

<料金>

無料

<メリット>

・無料で使える

・アニメ風や有名人風など、フィルターが多様

<デメリット>

・日本語未対応

 

petalica paint

イラストを自動で着色してくれるツール。着色スタイルを数種類から選べます。着色に手間取っていた!という人には強力な味方になるツールです。

 

<料金>

無料

<メリット>

・無料で使える

・強力な時短ツールになる

<デメリット>

・ある程度は自分で作業しないと100%思い通りにすることは難しい

 

Renderforest

テンプレートが豊富でサクッとこなれたデザインをつくれるツール。基本の販促物からアイコンとなるロゴまで、一つのツールで全て叶います。

 

<料金>

0円〜(ストレージに応じて費用発生)

<メリット>

・グラフィックやデザインのテンプレートが非常に豊富

<デメリット>

・たくさんデザインを作ると費用が高くつく

 

Canva

インスタグラマーなどに人気のCanva。さまざまなデザインテンプレートが無料で使えます。カスタマイズも簡単にできて、初心者にも上級者にもオススメ。

 

<料金>

無料(有料素材あり)

<メリット>

・テンプレートが豊富

・他人との共有も簡単

<デメリット>

・有料素材あり

 

UIデザインに活躍!AIウェブデザインツール5選

ウェブサイトやアプリなどを快適に使ってもらうために大事なUI(ユーザーインターフェイス)。UIを簡単に、そして素敵にデザインできるツールを紹介します。

Designs.AI

さまざまなテンプレートから、AIを使ってサクッとロゴやビデオ、デザインが作れてしまう便利なツール。

 

<料金>

月額42,000円〜

<メリット>

・ロゴやビデオまでさまざまなモノがつくれる総合型ツール

・AI技術でコンテンツに統一感を出せる

<デメリット>

・料金が高め

 

Unizard

スマホサイトのUIなどを視覚的にパパッとデザイン変更できる、使いやすいツール。日本語未対応なのがたまにキズですが、使いやすさはピカイチ。

 

<料金>

0円〜(プロジェクト数などに応じて月額発生)

<メリット>

・使い方がシンプルで感覚的

・他人とのプロジェクト共有が簡単

<デメリット>

・日本語未対応

 

ジンドゥー

本格的なウェブサイトが簡単につくれるツール。プログラミングやデザインの知識がなくても、洗練された美しいデザインのサイトオーナーになれます。

 

<料金>

0円〜(使える機能に伴って月額発生)

<メリット>

・簡単なステップで本格的なデザインのサイトを手に入れられる

・スマホUIにも対応

<デメリット>

・SEO対策などを利用するには有料

 

khroma

AIが好みの色を学習し、オリジナルのパレットを作ってくれるツール。オリジナルパレットで自分のサイトをデザインすれば、自然と統一感とこなれ感のある演出ができます。

 

<料金>

・無料(現在ベータ版)

<メリット>

・自分だけのカラーパレットを他のツールを使う際も参考にできる

<デメリット>

・日本語未対応

 

aimeets.design  

AIとデザインの融合性を考えるために造られた新しいプラットフォーム。自分のデザインにおける好みを導き出してくれる無料のツールキットをダウンロードできます。

 

<料金>

・無料

<メリット>

・自分でも気づかないデザインの好みや方向性を知ることができる

<デメリット>

・日本語未対応

・自動デザイン作成ツールではない

 

まとめ

さまざまな機能を提供するWebデザインツールを紹介しました。「こんなのも自動でできるんだ!」という機能があり、さらにAI統合しているツールも多く本当に少ない労力でオシャレなオリジナルデザインが出来上がります。

こんなの欲しかった!というツールがあれば、ぜひ今日から取り入れてみてください。

合わせて読む:本格的なドット絵を簡単に作成!おすすめウェブツール10選【初心者向け】

Miyazak Akira
シニアエディター

AIニュースの執筆やAI製品のチュートリアルの作成で豊富な経験を持つ作家、Miyazaki Akiraをご紹介します。テクノロジー業界への深い理解を持つAkiraは、AIに関するあらゆることを知ることができるエキスパートです。さらに広がって、今アプリレビューの創作も進行中。最新技術の探求に忙しくないときは、SF漫画や写真撮影、心理系の書籍を読むことに熱中しています。Akiraと一緒に、魅力的な人工知能の世界を解き明かす旅に出かけましょう。