「ドット絵を作ってみたいけど、どうやって作れるの?」
「画像からドット絵に変換することはできる?」
本記事では、そんな悩みを解決するために、自分で簡単にドット絵を作ることができる初心者向けのウェブツールを10個紹介します。
そもそもドット絵(ピクセルアート)とは?
昔のゲームボーイの粗い画面を見ると、なんとなく懐かしい気持ちになりますよね。
ゲームボーイの画面で見るような、画面上で「ピクセル」と呼ばれるマス目に色をつけ、そのピクセルを並べ合わせて表現される絵を「ドット絵(別名:ピクセルアート)と呼びます。最近はNFTが盛り上がりを見せており、NFTでもドット絵は人気。なんとなく日常でピクセルアートを見る機会が増えているのではないでしょうか。
初心者向けドット絵変換ツール5選
まず紹介するのは、手元にある画像から変換してドット絵をつくれるタイプのツールです。自分で1からアートをつくる必要はないので、特に初心者にはおすすめできるツールです。
① ドット絵ナニカ
「ドット絵ナニカ」は自分の画像を1クリックでドット絵に変換できるツールです。特に人気ソフト「どうぶつの森」との相性がよく、作ったキャラをすぐにソフトへアップロードできるQRコードがすぐに作れる専用モードがあります。
<メリット>
・無料
・操作がシンプル
・「どうぶつの森」との互換性が良い
・画像対応形式が多い(jpg, gif, png, bmp)
<デメリット>
・ドット絵変換後の画像編集はできない
② ドット絵こんばーた
こちらも操作がシンプルで初心者向けのツールです。画像サイズや対応形式に制限はあるものの、ピクセルサイズだけでなくコントラストまで調整できたりと、機能は充実しています。
<メリット>
・無料
・ピクセルサイズだけでなく、輪郭線や彩度、コントラストも調整可能
・操作がシンプル
<デメリット>
・画像サイズは4MBまで
・画像形式はjpgもしくはpngのみ
③ 低画質画像メーカー
高画質変換ソフトが主流な現在ですが、このツールは「低画質にする」逆転発想の機能を備えたツールです。操作は簡単で、ピクセルサイズや色数を選んでドット絵に変換できます。
<メリット>
・無料
・gif形式も対応
・ピクセルサイズと色数を選べる
<デメリット>
・細かい画像編集はできない
④ Pixel Me
「Pixel Me」は自分のドット絵アイコンが作れるウェブツールです。自分自身の写真をアップロードするだけで簡単にアイコンになります。変換後にドットの大きさや画像の明るさ、背景色なども選べ、使い勝手のよいツールです。
<メリット>
・無料
・操作がシンプル
・スマートフォンでも利用可能
<デメリット>
・細かい設定はできない
⑤ Minecraft Image Converter
こちらはマインクラフト上のオリジナルピクセルアートが作れるウェブツールです。写真をアップロードした後、細かな設定を自分で行うことができます。いじりがいがあるので、自分で細かい設定をしたい人にはぴったりです。ただし英語のみですので、使い方はサイトの動画を見ながら学ぶ必要があります。
<メリット>
・無料
・操作が早くストレスフリー
・細かい編集が可能
・マインクラフトユーザーが簡単にキャラを作れる
<デメリット>
・アップロードできる画像は高さ最大256px
・日本語未対応
初心者向けドット絵メーカー6選
次に紹介するのはドット絵メーカー。こちらは自分自身でドット絵を作っていくツールですので、作業自体は変換ツールよりは複雑。ただし、その分自由度が高くいろんな工夫ができますので、オリジナルデザインを作りたい方にはぴったりです。
今回はドット絵メーカーの中でも初心者向けのメーカーを紹介します。
① VanceAI描画
VanceAI描画は、ドット絵の内容を描述するようなキーワードを入力すると、その内容に応じる作品を自動的に生成することのできる画像生成ツールです。オープンソースのモデル「Stable Diffusion」に支えられたtext-to-imageAIを搭載することを原理として、言語で表す内容を自動的に理解し、その描述にピッタリな絵を作ってくれます。
<メリット>
・絵画のタイプスタイル、アーティストなどを含むパラメータが豊富
・日本語対応あり
<デメリット>
・想像にずれた画像を生成した時もある
② ミニドット絵メーカー3
「ミニドット絵メーカー3」は感覚的に使いやすいドット絵メーカーです。アニメ化してGIFを作ることもできます。使いやすいので、初心者が試しに使ってみるツールとしておすすめです。
<メリット>
・無料
・GIF作成可能
・感覚的に使いやすい
<デメリット>
・色パレットが使いづらい
③ Pixnote
こちらは画用紙に落書きしているような気軽さで使えるツールです。マウスを動かして、絵を描いているような動作でドット絵をつくれるので、初心者でも使いやすいです。機能は少なめなので、短時間でパパッと簡単なドット絵を作りたい方にはおすすめ。
<メリット>
・無料
・スマートフォン対応
<デメリット>
・色の種類が少ない(12色)
④ PIXILART
「PIXILART」は機能が非常に充実したドット絵メーカーです。自分で描くだけではなく、テキストやスタンプの挿入機能があるので他とは一味違ったドット絵が作れます。ただし英語のみ対応です。
<メリット>
・無料
・テキストやスタンプ挿入など充実の機能
・GIF対応
<デメリット>
・日本語未対応
⑤ Pixelartmaker
こちらはトップページがすでにキャンパス!という仕様からわかる、シンプルなツールです。機能は最低限ですが、大きなキャンパスに絵を描くようにシンプルに使えるので初心者から上級者まで使いやすいツールです。ただし日本語未対応です。
<メリット>
・無料
・操作がシンプル
・画像のアップロードも可能
<デメリット>
・日本語未対応
⑥ dinopixel
こちらも開くとすぐにキャンパスが現れるシンプルなツール。面白いのは、他人の作ったドット絵をインポートして編集できるところ。かなり高度なアートも見つかるので、どのように作っているのか学ぶのにもいいツールです。ただし日本語未対応なので、慣れるまでは少し難しいかもしれません。
<メリット>
・無料
・操作がシンプル
・他人のドット絵をインポートできる
<デメリット>
・日本語未対応
まとめ
最近よく見かけるようになったドット絵。オリジナルのドット絵をゲームで使うと愛着が湧いてきますし、アートとして出品することでアーティストの活動の幅も広がります。
今回紹介したようなツールを使うことで、無料でも簡単に、かつ本格的にピクセルアートをつくることが可能です。まずはより簡単なドット絵変換ツールから試してみてください。
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