その手軽さと高性能で、会議やインタビュー、講義、セミナーの記録作成など、さまざまな用途で使われる音声認識アプリ。
今回は、AI音声認識の仕組みと活用シーン、おすすめの文字起こしアプリをご紹介します。
AI音声認識とは
AI音声認識とは、アルゴリズムと機械学習技術を使用して、コンピュータが話し言葉を解釈したり、話し言葉内のコマンドを理解して実行したりする能力のことです。
AI音声認識は、ピッチ、トーン、周波数など、人の声の特徴を分析して、話されている単語やフレーズを識別します。
文字起こしアプリとは
文字起こしアプリとは、録音した音声や動画を自動的に文章に書き起こすためのアプリです。
よく比較されるものに、画像から文字を認識する「OCR(光学文字認識)」がありますが、文字起こしは音声認識技術を活用するという違いがあります。
文字起こしアプリの利用シーン
手間のかかる手作業のテープ起こしや速記に比べ、文字起こしアプリは時間と労力を節約できます。文字起こしアプリは次のようなシーンに有用です。
1.会議・インタビュー内容のまとめ
素早くメモを取るのが難しい人や、話に集中したい人にとっては、会議やインタビュー中にメモを取るのは大きなストレスです。
文字起こしアプリの導入で内容を自動的に書き起すことができ、さらに、書記係を採用する必要もなくなります。
2.アイデア・思考を記録
アイデアや考えは、一度思い浮かべば次から次へと止まらないものです。文字起こしアプリを使用すれば、音声で記録したものをテキスト化し、整理して他人と簡単に共有できます。
3.ジャーナルをより簡単に
ジャーナルに当たっては、タイピングによる文字入力よりも、音声認識による文字起こしの方が、より効率的に執筆を進められます。
文字起こしの結果が正確かどうかを確認して、都度修正を行うだけで作業が完了するのです。
文字起こしアプリ/サービスおすすめ7選
日々新しい製品が登場する文字起こしアプリ。今回は、その中でも特におすすめの7つのアプリ/サービスをご紹介します。
音声を文字起こし 変換 Texter(テキスター)
テキスターは、Whisper(OpenAI)による音声の高精度文字起こし機能で、ブログや取材、講義のメモに有効です。さらに、発話からのリアルタイム翻訳も搭載されているので、海外の人とその場で対話が可能。
音声録音・再生・エクスポートと、シンプルな仕様になっているのも嬉しいポイントです。
Notta-自動文字起こし・日本語の音声をテキスト変換
NottaによるAI音声自動テキスト化で、議事録の作成、インタビュー記事のライティング作業を効率的に。
Zoom/Google Meet/Microsoft TeamsなどのWeb会議に対応しており、リアルタイム文字起こしができるため、コミュニケーションのサポートとして活躍します。
CLOVA Note
CLOVA Noteは、会話の録音をリアルタイムで文字起こし。議事録やビジネスシーンに利用することで、聞き手が言葉を耳と目を使ってキャッチアップするので、より理解が深まります。
また、メモやブックマークで目当ての会話をすぐに見つけられて、大変便利です。
Otter
英語での会話をリアルタイムにテキスト化できるOtterは、字幕制作や英語学習に最適です。声紋を判別するので、複数の話者を聞き分けることや、テキストと再生の連動で、作業にかかる時間の削減が期待できます。
AI YOMEL
AI YOMELは、その高度な文字起こし機能で、コンタクトセンターの課題を解決します。顧客との会話を自動議事録し、要約まで瞬時に作成。
電話後の平均処理時間を向上させるだけでなく、応対品質やコンプライアンス違反を自動でチェックできます。
音声メモ - アイデアや思考の迅速なエントリ
音声メモは、簡単なメモやその場で思いついた短いアイデアを録音するためのアプリです。認識された音声は、必要に応じて補助機能やバーチャルキーボードで修正可能。
後で見返せるように、機械可読な形式 (JSON) やプレーンテキスト (TXT) に出力できます。
音声をテキストに変換する - Speechy Lite
Speechyは、そのシンプルなデザインと機能で、初心者でも簡単に文字起こしを使いこなせます。また、音声入力されたテキストは88以上の言語に翻訳できるため、スムーズな会話を実現。
レポーターや作家、オフィスワーカーに広く利用されています。
まとめ
音声認識機能および文字起こしアプリは、日常やビジネスシーンで役立つ優れたツールです。ぜひ積極的に取り入れて、作業効率をアップさせましょう!