「会議の内容に集中したいのに、議事録に気を取られてしまう・・・」

「議事録に時間がかかって、他の仕事に手が回らない」

書いたことがある人   ならわかりますが、議事録作成に要する時間はかなりのもの。上のような悩みを一度でも持ったことがある人は多いでしょう。

そんなあなたにお勧めしたいのが、音声ファイルを自動で文字起こししてくれる「文字起こしツール」AIが音声データを自動で認識、放っておくだけで議事録作成が済んでしまいます。

議事録作成だけでなく、インタビューの文字起こし授業内容の記録など、様々な活用方法があります。

今回は、仕事や勉強の時短につながる、オススメの「文字起こしツール」を10個紹介します。

そもそもAIによる「音声認識」とは?

「AIに正しく言語認識なんてできるの?」と思うかもしれません。AIに膨大な音声データを読み込ませることであらゆる言い回しや表現に対応できるようになり、今ではかなり高精度な音声認識が可能となっています。

「どうせ大したことないんでしょ」という思い込みで文字起こしサービスを使わないのは非常に勿体無いです。

 

議事録を劇的にラクにする!「文字起こしツール」10

実際に使ってみて欲しいおすすめの文字起こしアプリやサービスを紹介します。それぞれのデメリットやメリットを比較しながら、自分にあったサービスを探してみてください。

スマート書記

スマート書記はシンプルで初心者でも使いやすい文字起こしツール。使い方がわかりやすいので、大勢がサービスを利用する企業などで活躍しそうです。

<スマート書記の特徴>

料金           :月10万円〜

メリット    :インターフェイスがシンプルで使いやすい

デメリット :やや高額

 

文字起こしさん

このサービスの特徴は、動画や音声などの音声データだけでなく画像データにも対応している点。スキャンした書類などをデータとして編集したいときに活躍しそうです。

<文字起こしさんの特徴>

料金           :月1000円〜

メリット    :画像データにも対応・専門用語に強い

デメリット :有料(ただし比較的良心的)

 

RIMO voice

RIMO voiceはデータのシェアが簡単にできるので、議事録共有をスムーズにしたい方におすすめです。定額制にすると高いですが、スポット利用も可能です。

<RIMO voiceの特徴>

料金           :月10万円〜(スポット利用もあり)

メリット    :データ共有が簡単・動画に字幕をつけられる

デメリット :やや高額

 

sloos

現在ベータ版を公開中で、無料で使えるサービス。無料ながらに声色で話者を識別できるなど、なかなか優秀です。無料なので、文字起こしサービスデビューにはいいかもしれません。

<sloosの特徴>

料金           :無料

メリット    :無料で使える・話者を識別する

デメリット :サポートデスクが無い・ブラウザはChromeのみ対応

 

Googleドキュメント

実はGoogleドキュメントでも文字起こしができるんです。コントロールパネルから「ステレオミキサー」を規定のデバイスに設定することで対応可能。雑音が入りやすい大人数会議には弱いようなので、インタビューや授業など1人で話すケースと相性が良さそうです。

<Googleドキュメントの特徴>

料金           :無料

メリット    :無料で使える

デメリット :使い方が少しわかりづらい・雑音などに弱い

 

AI GIJIROKU

ZOOMと連携できたり、リアルタイムでなんと翻訳までできたりと、使い勝手が良いサービスです。有料ですが、世界的に展開している企業にとっては特に有益なサービスと言えます。

<AI GIJIROKUさんの特徴>

料金           :月1500円〜

メリット    :ZOOMと連携可能・翻訳機能付き

デメリット :有料(ただし比較的良心的)

 

Texta

シンプルな文字起こしサービスです。ウェブ会議向けにつくられているので、大勢の会議にはすんなり対応してくれるでしょう。

<Textaの特徴>

料金           :月1000円〜

メリット    :シンプルで使いやすい

デメリット :有料(ただし比較的良心的)

 

Amazon Transcribe

アマゾンの文字起こしサービス。毎日60分までという制限はありますが、なんと1年間は無料で使えます。使い方が(英語から直訳しているのか)少しわかりづらい印象があります。

<Amazon Transcribeの特徴>

料金           :最初の12ヶ月は無料、その後利用時間によって連動

メリット    :1年間無料

デメリット :使い方説明が若干わかりづらい

P-VoT

こちらのサービスを提供しているのはなんとパナソニック。クラウドサービスがついていることが特徴。安心してデータ共有できるので、セキュリティが心配な大企業にも向いています。

<P-VoTの特徴>

料金           :10秒あたり20円

メリット    :クラウドサービス付で共有や承認がラク

デメリット :申し込みが若干煩雑

 

AI文字起こし

ファイルをドラッグ&ドロップするだけで文字起こしが始まる、とてもシンプルなツールです。時間あたりの料金なので、たまにしか使わないという人に向いているサービスです。

<AI文字起こしの特徴>

料金           :1分あたり33円

メリット    :使い方がシンプル

デメリット :リアルタイム文字起こしは未対応

 

まとめ

今回は議事録作成などを劇的にラクにする文字起こしツールを紹介しました。面倒な作業はAIに任せて、本当に大事な仕事に集中させてくれる優秀なサービスがたくさんあります。料金やメリット・デメリットを比較した上で、ご自分にあったサービスを探してみてくださいね。

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Miyazak Akira
シニアエディター

AIニュースの執筆やAI製品のチュートリアルの作成で豊富な経験を持つ作家、Miyazaki Akiraをご紹介します。テクノロジー業界への深い理解を持つAkiraは、AIに関するあらゆることを知ることができるエキスパートです。さらに広がって、今アプリレビューの創作も進行中。最新技術の探求に忙しくないときは、SF漫画や写真撮影、心理系の書籍を読むことに熱中しています。Akiraと一緒に、魅力的な人工知能の世界を解き明かす旅に出かけましょう。