はじめに
AI技術の発展により、AI画像生成ツールが毎日のようにニュースで取り上げられていますね。その中でも、簡単にAI画像生成ができる「Midjourney」は大きな話題を呼んでいます。
今回は、初心者でもわかるAIイラスト自動生成ツールMidjourneyとは何か、素晴らしい画像を作成する方法について解説します。
Midjourney(ミッドジャーニー)とは?
Midjourneyは、サンフランシスコの独立系研究機関Midjourney, Inc.が開発・運営するAIプログラム・サービスです。DALL-EやStable Diffusion同様、「プロンプト」で画像生成ができます。
公式Discordサーバーのボット、ダイレクトメッセージで使用でき、現在は有料で利用可能となっています。
Midjourney(ミッドジャーニー)の基本情報
開発元 |
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対応OS |
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主な対応言語 |
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推奨スペック |
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公式サイト |
https://www.midjourney.com/home |
Midjourney(ミッドジャーニー)の主な機能
- Midjourneyでは、ユーザーが入力したプロンプトに基づいて画像を生成します。プロンプトは英語で入力する必要があり、具体的な指示を与えることでより精度の高い画像が得られます。
- MidjourneyはDiscord上で動作し、ユーザーはDiscordアカウントを通じてサービスにアクセスします。新規ユーザーはDiscordに登録し、Midjourneyのサーバーに参加する必要があります。
- 生成した画像は、解像度を上げたり、特定の要素を編集したりすることが可能です。これにより、ユーザーは生成後も画像を調整しやすくなっています。
- より良い結果を得るためには、プロンプトを具体的かつ詳細に記述することが重要です。また、「–no」コマンドを使用して特定の要素を除外することも可能です。
- Midjourneyで生成した画像は商用利用が可能ですが、他者の著作物を模倣した場合には注意が必要です。商用利用には有料プランへの加入が求められます。
Midjourney(ミッドジャーニー)の料金プランについて
料金プラン |
月払い |
年払い |
ベーシックプラン |
$10 |
$8/月あたり |
スタンダードプラン |
$30 |
$24/月あたり |
プロプラン |
$60 |
$48/月あたり |
メガプラン |
$120 |
$96/月あたり |
著作権について
アメリカ合衆国著作権局では、Midjourney生成のイラストについて著作権は認められないという見解を示しました。同じく著作権の厳しい日本では、日本著作権法との整合性や生成画像の扱いは難しい問題となっています。
また、作者不明の画像の利用や、どれだけ手を加えればオリジナル作品となるかも問題です。
Midjourney(ミッドジャーニー)の始め方
ここでは、今話題のMidjourneyのはじめかたについて説明します。
Midjourney.comにアクセスし、Join the Betaを選択もしくは、Midjourney Discordにアクセスします。
【Discordとは】
Discordは、オンラインコミュニケーションプラットフォームで、テキストチャット、音声チャット、ビデオチャットなどの機能を提供しています。
2015年のリリース後、主にゲーマーやコミュニティグループ向けに開発されましたが、現在ではさまざまな目的で利用されています。
Midjourneyのトップページ「Join the Beta」をクリックすると、そのままMidjourney Discordに入ることができます。
Midjourney Discordにログインすると、上記のような画面がでてきます。ここで、アナウンスメントやアップデート、みんなが生成した画像を楽しめます。
【Discordでの場合】Midjourney(ミッドジャーニー)の使い方
それでは実際にMidjourneyを使ってみましょう。
newbies-○○のチャットルームを選択して入室します。
+マークの横に「/imagine」と入力します。すると、上にコマンドが出現するのでそれをクリックします。
コマンドの中に生成したい画像のキーワードを入力します(ここでは、/imagine cyberpunk manと入力しました)。すると、1つのプロンプトから4つの画像が生成されます。
【ボタンの意味】
生成画像の下には計8つのボタンが現れます。各ボタンの意味は次のとおりです。
- U1〜U4:高解像度で1つ再生成
- V1〜V4:似た画像を4つ再生成
- 更新ボタン(右上):新たに画像を4つ再生成
Midjourney(ミッドジャーニー)を利用するメリット・デメリット
メリット
- Midjourneyは、ユーザーが入力したテキストプロンプトに基づいて、非常にリアルで芸術的な画像を生成します。特に、独創的で幻想的なスタイルの画像生成が得意な点が魅力といえます。
- Discord上で動作するため、特別なソフトウェアのインストールが不要で、誰でも簡単に始めることができます。プロンプトを入力するだけで画像が生成されるため、初心者でも扱いやすいです。
- 有料プランに加入することで、生成した画像を商用利用することができます。これにより、企業やクリエイターがビジネス用途で活用しやすくなります。
- Midjourneyには活発なユーザーコミュニティがあり、他のユーザーの作品を閲覧したり、自分の作品を共有してフィードバックを得たりすることができます。これにより、新しいアイデアや技術を学ぶ機会が増えます。
デメリット
- 2024年現在では無料プランは廃止されており、現在は有料プランのみとなっています。月額料金が必要であり、中小企業や個人にとっては導入コストが負担になる可能性があります。
- プロンプトは英語のみ対応しており、日本語での入力では期待通りの結果が得られないことがあります。英語に不安があるユーザーにはハードルとなる可能性があります。
- 高品質な画像を得るためには、適切なプロンプトを作成する必要があります。しかし、複雑な指示には十分に対応できない場合もありユーザー側は試行錯誤が必要です。
- AIによる生成は予測不可能な部分もあり、期待したイメージと異なる結果になることがあります。このため、特定のビジュアル要件がある場合には注意が必要です。
生成された画像の画質を向上させる方法「VanceAI画像拡大」
VanceAI画像拡大は、AIで生成された画像の画質向上にも大いに貢献します。
AI生成画像は、元の解像度やディテールが低い場合がありますが、この画像高画質化サイトを使用することで、最大8倍にまで画像を拡大しながら画像の解像度を向上させ、ディテールをシャープにすることが可能です。
これにより、AI生成画像がさらに現実的でプロフェッショナルな外観を持ち、さまざまな目的で使用できるようになります。例えば、デジタルアート、広告、Eコマースの製品写真、不動産写真など、幅広い分野でAI生成画像を高画質化させることができます。
また、VanceAI画像拡大は、簡単な操作で4つのAIモードから高品質な出力を得ることができるため、AI生成画像をより手軽に改善・活用することができます。
こうしたAI技術を用いた画像生成と画質向上の相乗効果で、様々な用途に適した高品質な画像を手に入れることができるでしょう。
まとめ
今回は、MidjourneyでAI画像を生成する方法について解説しました。手軽にイラストやデザインを自動生成するなら、MidjourneyとVanceAI画像拡大を併用して綺麗で高画質な画像をゲットしましょう!