最近ディープラーニング技術を使って白黒写真(モノクロ写真)を一瞬で鮮やかなカラー写真にしてくれるウェブツールが続々登場しています。AI技術を使った白黒写真カラー化ウェブツールはかなりの精度で白黒写真に自動色付けを行い、試行回数が増えるごとに着色効果が高まります。AIを使った白黒写真のカラー化サービスを使用することで、誰でも手軽に、しかも無料で白黒写真をカラー化できます。
そんなツールで身近な人や歴史上の人物の白黒写真をカラー化してみたいと思ったりしませんか。そこで、本記事で白黒写真を自動的にカラー化してくれるウェブツール10個をまとめました。ぜひお気に入りのウェブアプリを見つけてください。
それでは、白黒写真をカラー化してくれるツールについてご紹介していきます。
1.VanceAI 白黒写真カラー化
料金:毎月5枚の写真を無料ダウンロードできる
日本語対応:あり
特性:
- 着色効果が自然
- 5枚以上の画像を編集するには会員登録が必要
VanceAI白黒写真カラー化を使用することで、白黒画像を数秒程度で100%自動的に色付けることができます。ディープラーニングのAI技術を活用したVanceAI白黒写真カラー化は、写真に写ったすべてのオブジェクトを高い精度で自動的に認識し、最適と思われる色合いで着色されます。使い方も簡単で、ウェブページにアクセスして、写真をアップロードし、「処理を開始」ボタンを押すと自動的に色付けされます。
2.MyHeritage
料金:無料
日本語対応:あり
特性:
- 着色精度が高い
- 無料サインアップ必要
- ウォーターマークを消すには、有料版購入が必要
こちらは古い写真の顔を動かせる「Deep Nostalgia」で話題になったMyHeritageです。MyHeritageはディープラーニング技術で家系図サービスを提供する企業で、白黒写真をカラー化機能にも優れています。使い方は簡単で、MyHeritageにログイン(GoogleまたはFacabookアカウント)、もしくは新規アカウント作成して、写真をアップロードすれば、自動色付けが行われます。
3.ImageColorizer
料金:無料
日本語対応:あり
特性:
- ログイン・会員登録不要
- 着色効果が抜群
- ファイルサイズは5MB まで、3000p x 3000px 以内、ファイルフォーマットは JPG/JPEG/PNG という制限がある
Image Colorizerは、白黒画像に自然に色を追加できるAIオンラインツールです。AIテクノロジーを使用して古い写真を自動的に復元します。アップロードされた画像が数秒の時間で判明され、自動で色付け作業が実行されます。ウェブページにアクセスして、白黒写真をドロップするか、中央の場所へ画像を選択すれば、処理が始まります。後は右クリックで処理された画像をダウンロードするだけです。
4.Hotpot.ai
料金:無料
日本語対応:なし
特性:
- ログイン・会員登録不要
- 商用利用には、有料画像購入が必要
Hotpotは写真の背景削除、白黒画像への色付け、解像度アップなどのサービスが提供しているAPIツールです。白黒写真のカラー化に5つの「カラー化係数」という設定があります。設定ごとに写真の出力がわずかに異なり、最も現実的に見えるものを選択できます。
処理された画像の公正な表示と引き換えに、Hotpotクレジットを無料で提供しています。有料画像は商用利用が可能です。
5.Petalica.paint
料金:無料
日本語対応:あり
特性:
- ログイン・会員登録不要
- 線画のみに応用できる
Petalica.paintは線画着色に特化したウェブツールです。AI技術によるPetalica.paintは自動でモノクロ原稿上のキャラクターの着色ができます。線画着色を行う際、ウェブページにアクセスして、画像を選択すると自動で着色が開始します。3つの着色スタイルが選べます:たんぽぽ;さつき;かんなです。
また、特定の領域を指定した色で塗ることも可能です。操作場面の左上のパレットから色を選択して、線画上にヒントを入力することで、自動的に着色作業が実行されます。後はダウンロードすればOKです。
6.DeepAI
料金:無料
日本語対応:なし
特性:
- 画像サイズに制限あり
- カラー化された画像の解像度がやや低い
DeepAIは深層学習のAI技術を利用した白黒写真の自動色付けをできるオンラインサイトです。こちらは開発者向けのAPIだが、個人ユーザーは無料で利用できます。PC本体から写真をアップロードするか、オンライン画像のURLを貼り付けることで画像処理が自動的に行われます。
注意してほしい点は、ダウンロードボタンが提供されてないため、出力したカラー写真を右クリックで「名前を付けて保存」しましょう。
7.白黒画像の自動色付け
料金:無料
日本語対応:あり
特性:
- ログイン・会員登録不要
- 動作が軽い
- jpg以外のtiff・avif・svg・webpなどのファイルフォーマットに対応
「白黒画像の自動色付け」は筑波大学の飯塚助教らが学術研究として実験中の非営利性質のウェブサイトです。こちらはディープネットワークを用いた白黒写真の自動色付けサービスなので、利用者が増えれば増えるほど精度が高まるので、誰でも利用できる完全無料の白黒写真カラー化ツールです。カラー化したい白黒写真をアップロードして、「色付け」のボタンをクリックした後、着色前後の画像のビフォー・アフターが出てきます。右クリックで画像を保存できます。
8.Colorize.cc
料金:無料
日本語対応:なし
特性:
- ログイン・会員登録不要
- 動作が軽い
Colorize.ccは、白黒写真をカラー化できるAIサービスです。白黒写真のシーンごとに白黒パターンのカラーコードを理解し、最適な色合で変換することができます。素早く自然に見えるカラー写真を作成できます。
9.Playback.fm
料金:無料
日本語対応:なし
特性:
- ログイン・会員登録不要
- 動作が軽い
Playback.fmは、白黒写真をオンラインで色付けできるウェブツールです。ウェブページに写真をアップロードしてから、AIの自動処理を待つだけです。処理が完了したら、比較効果を確認して、修正したい場合は色を変更することもできます。手間のかからないシンプルな白黒写真カラー化ツールです。
10.Colourise.com
料金:無料
日本語対応:なし
特性:
- ログイン・会員登録不要
- 動作が軽い
- 一括処理ができない
Colourise.comは完全無料の深層学習のAI技術を利用したウェブツールです。ウェブページに入り、ドロップ或いは中央の場所へクリックすることで白黒写真をアップロードできます。実際に着色作業を始まる前、サンプル画像でカラー化効果を試すこともできます。注意してほしいところは、アップロードできる最大ファイルサイズは5MBで、最大解像度は1200×1200pxです。サポートできるファイルフォーマットはjpg、jpeg、pngです。
まとめ
本記事ではAIを使った白黒写真をカラー化するツールをまとめました。白黒写真カラー化ツールで、歴史的写真をカラー写真として蘇らせることもできるし、家族の昔の写真をカラー化することで、その時代についても少しわかるようになることもできるでしょう。今回紹介したツールごとに着色の効果がやや異なるので、好みのツールを見つけて、実際に試してみてください。
なお、お時間がある方は、以前の投稿で他の白黒写真カラー化ツールをチェックしてください:一瞬で自動彩色を完成できるAIツール|Top10レビュー