写真をアニメ風のイラストに加工するために、色んなツールがあります。最近ではAIによる画像認識や風格遷移の技術を活用した写真 イラスト化のモバイルアプリやWebツールなどがどんどん出てきます。これらのツールを使えば、ワンクリックで似顔絵 イラストとかアニメ風とかなど様々なスタイルに写真 イラスト化の変換をすることできます。めっちゃ簡単で速いです。

BeautyPlus美術部

例えば、BeautyPlusというカメラアプリで自撮り イラストを作ってアニメキャラのように顔を変えたりとか、AI画伯で写真を油絵のスタイルに変換したりとかの例は枚挙にいとまがないです。

AI画伯

しかし、長い間Photoshopを使ってきた私にとっては、このような写真 イラスト変換は加工を通じて絵画と真の触れ合いを図ることができないから、まったく魂のないものじゃないかと思う…なんてことは冗談だ(笑)。一番大きい問題は写真 イラスト化の中間状態はコントロールできず、写真をイラストにする際、最後の結果を調整することが不可能だということです。

なので、自分なら、やはりPhotoshopを使って完全手動で写真をイラストにするのが気に入っています。認めたくはないですが、自動化の写真 イラスト化換ツールの効率には確かに遥かに及ばないのです。

写真 イラスト化を自動でしてくれる同時に、手動でもその過程をコントロールできる妥協的な方法はありませんか。色々調べた結果、Cartoon Maker CloneというPhotoshopプラグインを見つけました。この記事で使い方の紹介とレビューをしていきたいと思います。

 

Cartoon Maker Cloneとは

Cartoon Maker Clone

写真をイラストにするためのPhotoshopプラグインです。主には肖像写真を似顔絵 イラストにする感じです。風景 イラストを作成することに使うのも効果がいいです。ニューラルネットワークを利用して顔の特徴を正確に認識して調整を施すことができます。

17ドルの有償ツールですが、ネット上では無料利用の方法がたくさん紹介されています。この記事は無料で使える方法を紹介しますが、もしお気に入ったら公式サイトでオリジナルのバージョンをご支援ください。

 

一、プラグインをダウンロードしPhotoshopにインストール

このページにアクセスして、ページを下にスクロールして「Cartoon Maker-Clone」というRARのファイルをダウンロードしましょう。

download

圧縮ファイルを解凍して「team.profactions.clone」というフォルダーをC:\Users\(お使いのシステムユーザー名)\AppData\Roaming\Adobe\CEP\extensionsという所にコピーします。

extensions

普通では「AppData」というフォルダーは隠されているので、リソースマネージャーの表示メニューでそれを見えるようにしましょう。

隠しファイル

これでインストールが完了です。

 

二、PhotoshopでCartoon Maker Coneを有効にする

Photoshopを起動します。そして、イラスト変換したい写真をPhotoshopで開きます。続いて、「ウィンドウ」→「エクステンション」→「PROFACTIONS-Clone」の順でクリックしてプラグインを起動します。

プラグイン

右側にはプラグイン機能のウィンドウが出てくると、使えるようになります。

インターフェース

 

三、Cartoon Maker Cloneの使い方

今回の入力写真はこれです。

肖像写真

 

Step1:写真 イラスト化のエリアを選ぶ

まずは、プラグインの「Home」画面で、変換対象にする領域を選びます。

エリア

「Custom Area」:Psのブラシツールを起動して手動で変換する領域を指定します。

「Subject Area」:写真にある主な被写体を自動で選択します。

「Focus Area」:ちょっと分からないが、たぶん焦点の落ちる領域だと思います。

「Full Image」:写真の全体に対してイラスト変換をします。

 

そして「Create Cartoon」という青色のボタンをクリックしてイラスト化を始めます。パソコンのスペックによっては、かかる時間が異なると思いますが、自分のパソコンでは1分間くらいかかります。

 

Step2:イラスト化のものに対して調整をする二方法

写真イラスト化が終わった後、Photoshopのレイヤーのセクションでは変換の途中で自動で生成されている複数のレイヤーが表示されるようになりました。すべてのレイヤーは名称の所でどんな操作なのかを説明しています。

レイヤー

Photoshopで変換の中間状態を制御したいなら、これは非常に役立つのです。

また、プラグインが提供する編集機能を使えば、もっと簡単に、直感的に調整を行うことができます。

 

Step3:プラグインの編集機能で似顔絵 イラストをさらに調整

自動で生成してくれたレイヤーを使って手動による細かい調整をしたくはないなら、プラグインの「EDIT」パネルでプリセットを使うこともできます。注意する必要のある所は、プリセットのボタンを押すと、自動で生成されたレイヤーが全部結合されるようになります。

EDIT

プリセットは主に顔に対して調整を施すためです。似顔絵 イラストの作成にはとくに役立ちます。自由に試すといいです。「custom cartoon face」というボタンをクリックすれば、Photoshopのゆがみフィルターが起動されます。ゆがみフィルターでもっと細かい調整を施すこともできます。その使い方はここで詳しく展開しません。

ゆがみ

 

肖像のほか、風景 イラスト、ペットなど様々な内容に対しても効果のいいイラスト変換を実現できます。下の画像は自分で作ってみたものです。ご参照になっていただければと思います。

変換の後

 

全体的に見ると、欧米風のカートゥーンのスタイルにはもっと近いです。

 

写真 イラスト化 サイトおすすめ

toongineer

Photoshopが苦手ですが、写真を同じようなカートゥーン風のイラストに変えたいなら、VanceAI 写真イラスト化というオンラインツールがおすすめです。風景といい、人物といい、このツールはワンクリックお持ちの写真をカートゥーン風のイラストに変えることができます。無料でも利用可能です。

そして、イラスト化された写真がぼやけてしまう場合、同シリーズのVanceAI画像拡大のAIアート修復モデルを利用すれば、画像の高画質化が実現できます。

Aoki Minami
シニアエディター

私は日々、ネットを駆使して最新のAI技術や最新動向、AI製品の関連情報に目を光らせています。特に楽しみにしているのは、こうして集めた情報を皆さんと共有することです。記事内では、AI最新技術を詳しく解説し、興味深い実例も研究していきます。 今後も、AIに関する情報を皆さんと共有し、共に学び成長していけるようなコミュニティを築いていきたいと願っています。

新着記事  >