初めての出会いと「わたし×AI着色体験」

なぜ自動着色を試すのか?/選んだ理由

物心ついた頃からイラストやアニメが大好きな私ですが、線画はいいけれど「塗り」に苦手意識がありました。デジタル絵を描き始めた当初、色を選ぶときのドキドキ感と同時に、「時間がかかる…」「じぶんの色彩センスで大丈夫かな?」という不安も、きっと皆さんの中にもあるはずです。
最近、私の周りでも「AIで線画を自動着色できるソフトがあるらしい」と話題になることが増えました。そんな中で目にしたのが「style2paints」。どうやらAIが線画を自動で彩色してくれるとのことで、「これなら自分にもできるかも」と期待が膨らんだんです。AIが線画を“人間みたいに”塗り分けてくれるという口コミ、最初は半信半疑でした。でも実際使ってみると、ただ自動で塗ってくれるだけでなく、手元でちょっとした指示変更や色の微調整もできて、自分が「また描きたい」と思える体験に変わりました。
 
「自動着色って、所詮フリーソフトだし期待しすぎは禁物かも…」そう思っていたけど、実際の完成度にはちょっと驚かされました。

OSS vs フリーソフトの不安感

オープンソースや海外フリーソフトと聞くと、UIが分かりづらい・日本語対応が弱い・インストールが面倒…そんな心配が先に立ちませんか?
実は、style2paintsは日本語にも対応した親しみやすい設計(操作ガイドも充実!)。完全無料のバージョンv4.5では複雑な設定ナシで使え、気軽にチャレンジできる雰囲気も大きな魅力です。
私自身、「初めてでも本当に使えるの?」と心配でしたが、2回目にはUIの流れをすぐ覚えられて、色選びもどんどん楽しくなりました。
 
「分からないところがあっても絵を描く楽しさは失いたくない」そんな気持ち、私にもすごくわかります。

Style2Paints v4.5/v5 の基本概要まとめ

Dorothy/Aliceモード解説

「style2paints」にはバージョンごとに異なる特徴があり、特にV5では「Dorothy」と「Alice」という2つのAIモードが提供されています。
  • Dorothyモードは、線画に忠実な自然な彩色が特徴。元のラフやアニメ線の雰囲気をできる限り丁寧に再現したい!という方(私もその一人です)にはピッタリ。
  • Aliceモードは、AI側に多少の自由度を与えて意外な色彩やニュアンスも楽しめる選択肢。イラストに新しい風を吹かせたいとき、遊び心を試したい時におすすめです。
ちなみに、2024年5月現在、V5モデル自体はまだプレビュー公開段階で、公式サイトやGitHubに案内がありました。安定して無料で使えるのはV4.5。こちらでも十分、多くのACG・同人イラストの線画彩色には頼れる存在です。

推奨環境・無料機能vs有料制限

「style2paints」はWindows・Mac・Linux環境で使える上、psdファイルのレイヤー別出力にも対応。V4.5は完全無料でダウンロード&使用可能(公式サイトよりDL)。実際の作例ギャラリーやユーザー投稿を見ても、ACG特化型AI着色の“強み”がよく分かります。
V5については今後、さらに機能面の拡張・有料版プラン等が公式でアナウンスされる可能性あり。でも、V4.5で主要なAI自動着色・色指定・分层保存が“完全0円”というのはかなり強力ですね。
 
「まずは無料版で好きな線画を着色して遊んでみて、自分に合うモードを見つけるのがおすすめです。私も最初はちょっと迷ったけど、どちらも試す価値アリですよ!」

「初心者歓迎」実践で分かる使い方ガイド(操作フロー)

初期設定と線画のアップロード

「style2paints」を使い始めるハードルは思ったより低く、私自身、最初の印象は「意外と画面がすっきり!」でした。ざっくり言えば、下記の3STEPで誰でも着色体験ができます。

✔️基本操作チェックリスト

step1:Style2paintsをダウンロード、インストール

  • 二番目のファイルをダウンロードしましょう。およそ2.4GBの大きさです。
  • ダウンロードを完成した後、わざわざインストールをする必要がなく、「.exe」で終わるファイルを実行してください。アイコンはこんな感じ。
  • 最初に出てくるのは起動のインターフェイスはこれです。コードが流れる黒いウィンドウも一緒に開かれます。そこに「Client Started」という文字が表示されると、読み込みが終わりソフトは使えるようになります。
ご注意:このソフトはWindows x86の環境でしか動作できません。

Step2:Style2paintsで線画を開く

続いては、Style2paintsのメインインターフェイスのとこに来ます。下図のようです。真ん中にあるバージョン情報とチュートリアルのリンクが付いています。
右下にあるアップロードのようなアイコンをクリックして色塗りしようとする線画を開きましょう。
線画をアップロードした後、余白を縮めるように、少しだけ画像をクロップしてください。そして、AIによる自動色塗りの作業が始まります。数秒後、真ん中に色塗りされた線画が表示されます。
モザイクがずらりと並ぶ最も左側にあるセクションで、たくさんの色組み合わせから好きなスタイルを選ぶことができます。

Step3:色モードの調整と色合いのカストマイズ

モザイクの隣にある一列では、色充填のモードを選択できます。境界線なし、強い陰影などのモードを選択することができます。下で二つの例を挙げます。他は自分でお試しください。
境界線なし
陰影効果あり
モザイクのセクションでプリセットの色合いに中々満足できない場合、任意の色塗りした画像をアップロードして、その色合いのスタイルを適用することができます。
 
着色の後、具体的に絵の一部領域の色だけを変更したいなら、「Alt」のキーを押すまま、カーソルを目標の領域に移動して、ほしい色を絵画から抽出しましょう。「Alt」のキーを放つと、その色が成功に抽出されて下にあるカラープレートの真っ先に置かれます。
次に、その色で塗り替えたい場所をクリックして、点状のマークを置きます。(例えば、下図で目玉の色を変更)後は、右下にある魔術棒のようなボタンをクリックして色を応用できます。
カラープレートの一番右にある消しゴムのようなボタンを使って、画像にあるマークを除去することができます。
 
「最初はAIに任せきりで不安でしたが、自分のイメージともすぐすり合わせられるのが楽しいですね!」

AI自動着色の実践体験

人気サンプルケース紹介

style2paintsを何度か使ってみて、やっぱり楽しいのは「推しキャラ」や自分の描いた線画が目の前で一気に色づく瞬間です。例えば、シンプルなキャラクター線画(少女やオリジナルVtuber)をV5のDorothyモードで彩色すると、髪や服の陰影まで自然なグラデーションに。アニメ調の柔らかい色合いで、輪郭もきちんと残ります。
また、AliceモードではAIの“遊び心”が発揮され、思いがけないカラーバリエや雰囲気変化が体験できました。自分では思いつかない色合いを提案してくれて、「あ、こんな表情も可愛い!」と発見が楽しいです。
(pixiv投稿事例や公式ギャラリーの中から、同じ線画をモード違いで彩色した比較サンプルを載せるのも面白いと思います。)

実際使用者の声・比較まとめ

実際にSNSやイラスト投稿サイトでstyle2paintsを使った人たちの声もいくつかチェックしました。
  • 「塗り終わってPSDで保存できるから、そのままクリスタで手直しできて助かる」
  • 「無料ソフトとは思えないほど線画へのなじみが自然」
  • 「Aliceモードは時々ユニークな色になるけど、新しいアイデアがもらえて楽しい!」
他のフリー自動着色ソフトと比べても、ACG系のイラスト再現力や色ムラの少なさは大きな魅力。細かい線画でも崩れにくく、二次創作や同人誌用の素材作りに重宝しているとの意見もありました。
 
「“あ、この線、こんなふうに仕上がるんだ!”と驚きや喜びを感じるのは、体験してこそ分かる面白さだと思います。」

どんな人におすすめ?私が感じた推しポイント

初心者・学生クリエイター視点

わたしが実際に使ってみて、特に「これは嬉しい!」と感じたのは、イラスト初心者や趣味で描く学生クリエイターへの配慮でした。
複雑な知識や特別なスキルがなくても、線を引いてAIに任せるだけで“それっぽい彩色イラスト”があっという間にできてしまうので、「色塗りが苦手…」と悩む人の安心感は大きいです。
また、PSD分层出力や直感的なUIのおかげで、学校やサークルの課題、SNSへの投稿用イラストも気軽に高品質仕上げが狙えます。
時短や効率アップにもぴったり。作業の合間に“AIの塗り”をサポート役として取り入れれば、描く楽しさがもっと広がるはずです。

女性ユーザーに対するUI&操作配慮

女性クリエイター視点でも、“ごちゃごちゃしていない画面設計”“日本語で読める操作ボタン”“ヘルプやガイドも迷いなく参照できること”など、細やかな気配りを実感しました。
イラストや同人創作仲間からも「これなら自分一人でも工夫しやすい」「色のお試しバリエーションがやりやすい」と嬉しい反応が。
SNS映えするカラーバリエや、Vtuber素材用にも短時間でクオリティ重視の着色ができるので、女性や初心者ユーザーには特に心強いツールだと強く感じます。
 
「AI塗りだからって遠慮せず、思いきり自分の世界観を表現してみてください。あなたらしい一枚がきっとカンタンにカタチになりますよ。」

FAQ & よくある悩みQ&A

AI彩色でよくある質問まとめ

Q1. 自動着色ソフトなのに、アニメや同人線画だとうまく色が乗らないってこと、ありますか?
A. 普通の線画に加えて、二次元・アニメ調のイラストにもstyle2paintsはかなり強いです。モード選択や色指定ブラシを併用すれば、変な“色ブロック化”や不自然な彩度オーバーもほぼ防げます。特にDorothyモードなら、原稿イメージにぴったりな色合いに仕上がる安心感があります。
Q2. 初心者でも本当に簡単ですか?工程が多すぎて途中で挫折しませんか?
A. 基本操作は3STEP程度でOK。UIも日本語対応で、“分からなくても進める”設計なので、特別な知識は不要。自分で色をもっと細かく調整したいときも、ボタン一つで戻れるので失敗を気にせず試せます。

不具合や注意点

Q3. 無料版(v4.5)で使う場合、なにか制限はありますか?
A. ダウンロードや基本彩色機能、PSD分层出力は全て無料です。今後リリースされるV5や追加機能で有料化(PRO版等)の話も公式から示唆されていますが、現時点で普通のイラスト用途なら無料版だけでも十分楽しめます。
Q4. 大きなサイズや複数キャラ線画にもちゃんと使えるの?
A. ファイルサイズや解像度によって処理に少し時間がかかることはありますが、多キャラ線画や背景つきイラストもしっかり分色してくれます。出力時のファイル形式や各種設定だけチェックすればトラブルは少ない印象です。

〜AI彩色は、作品づくりの“仲間”〜

ほんの数年前まで、“AIがイラストを自動で彩色してくれる時代”なんて想像もできませんでした。でも、style2paintsを実際に使って感じたのは、「塗りが苦手」な私でも、AIの力を借りればもっと自由に表現の幅を広げられるということ。ちょっとした色遊びも、大好きなキャラの着せ替えも、これからはもっと気軽にトライできます。
もちろん、すべてAIまかせではなく、ちいさなカスタマイズや自分らしい工夫をプラスすると“愛着のある一枚”に育っていく―そんなプロセスもワクワクそのもの!
新しいツールに最初は緊張するけど、style2paintsなら「まず一歩試すだけ」で、自分の世界がふわっと広がる感覚を、ぜひ多くの人に味わってほしい。初心者さんも、二次創作好きも、忙しい社会人も。
これからもAI技術と一緒に、楽しくイラスト制作の“相棒”探しを続けていきたいと思います。
Aoki Minami
シニアエディター

私は日々、ネットを駆使して最新のAI技術や最新動向、AI製品の関連情報に目を光らせています。特に楽しみにしているのは、こうして集めた情報を皆さんと共有することです。記事内では、AI最新技術を詳しく解説し、興味深い実例も研究していきます。 今後も、AIに関する情報を皆さんと共有し、共に学び成長していけるようなコミュニティを築いていきたいと願っています。

4.8
Style2paints

Style2paintsは、線画に対して自動できれいに色塗りすることができるAIソフトです。

  • 自動着色
$価格
  • 不明
+メリット
  • 全自動、操作簡単、高完成度
-デメリット
  • 技術的知識が必要