はじめに

「動画編集ツールって、たくさんあるけど結局何が良いのかわからない!」「必要な機能が全部そろって一つになっているソフトウェアがあればいいのに!」そんなお悩みをお持ちの方におすすめしたいのが、DaVinci Resolve (ダビンチ リゾルブ)です。本記事では、DaVinci Resolve (ダビンチ リゾルブ)の基本情報から料金プラン、気になる無料版と有料版の違いについてなども詳しくご紹介していきます!ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

 

DaVinci Resolve (ダビンチ リゾルブ)とは

DaVinci Resolve (ダビンチ リゾルブ)

DaVinci Resolveは、Blackmagic Design社が開発したオールインワンの動画編集ソフトウェアです。編集、カラーコレクション、VFX、モーショングラフィックス、オーディオ編集を一つのプラットフォームで行うことができ、プロフェッショナルな仕上がりを実現します。無料版と有料版があり、特にカラーグレーディング機能が高く評価されています。ハリウッドでも使用されるほどの高機能を持ちながら、無償で利用できる点が魅力です。

 

基本情報

開発元

Blackmagic Design

対応OS

  • MacOS 12 Monterey以降
  • Windows 10 Creators Update以降
  • Rocky Linux 8.6またはCentOS 7.3以降

主な対応言語

  • 英語
  • 日本語
  • 中国語
  • スペイン語
  • ポルトガル語
  • フランス語
  • ロシア語

プロセッサー(CPU)

Intel Core i5以上またはAMD Ryzen 5以上が必要

グラフィックス(GPU)

NVIDIA GeForce GTX 1060以上またはAMD Radeon RX 570以上が必要

推奨スペック

  • メモリ:一般的な使用には16GB以上
  • ストレージ:高速SSD(512GB以上)を推奨
  • ディスプレイ:1920x1080以上の解像度のものを推奨

公式サイト

https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve

 

料金プラン

料金プラン

価格

DaVinci Resolve19

無料

DaVinci Resolve Studio19

46,980円(税込)

 

DaVinci Resolve無料版と有償版の違い

DaVinci Resolve無料版と有償版の違い

機能

  • DaVinci Resolveは無料版でも多くの基本的な動画編集機能が利用可能ですが、有料版には以下のような追加機能があります。
  • 有料版ではGPUアクセラレーションの性能を最大限に引き出すことができ、編集速度が大幅に向上します。具体的には、同じ作業を行った場合、有料版では作業時間が約30%短縮されることがあります。
  • 有料版には高精度なノイズリダクション機能があり、特に暗い環境で撮影した映像のノイズを効果的に除去できます。
  • 有料版ではHDR10+やDolby Visionなどの高度なカラーグレーディング機能が利用可能です。
  • DaVinci Neural Engineによる顔認識やマジックマスクなど、AIを活用したスマートな編集機能が追加されています。

解像度とフレームレート

  • 無料版は最大4K(60fps)まで対応していますが、有料版は32K(120fps)までサポートしています。これにより、より高解像度の映像制作が可能になります。

エフェクトとツール

  • 無料版でも多くのエフェクトやツールが利用できますが、有料版ではさらに30種類以上のエフェクトやツール(Resolve FX)が追加されます。これには、フィルムグレインやビューティーツールなどが含まれます。

 

DaVinci Resolve 日本語設定の方法

DaVinci Resolve 日本語設定

初回セットアップ時に日本語を選択する方法

DaVinci Resolveをインストール後、初めて起動すると初期設定画面が表示されます。

この画面の右上にある言語設定のプルダウンメニューから「日本語」を選択します。これで日本語化が完了します。

ソフト起動後に設定する方法

ソフトを起動した後、プロジェクトを開きます。画面左上の「DaVinci Resolve」をクリックし、「Preferences...」を選択します。

環境設定画面が開いたら、「User」タブを選択し、「Language」の項目から「日本語」を選びます。

設定を保存するために右下の「Save」ボタンを押し、その後ソフトを再起動します。これでメニューが日本語に変更されます。

 

DaVinci Resolveの使い方

インストールと初期設定

インストールと初期設定

インストール方法: DaVinci Resolveを公式サイトからダウンロードし、インストールします。

インストール後、初回起動時に言語設定を日本語に変更することができます。

プロジェクトの作成

プロジェクトマネージャーで新しいプロジェクトを作成し、名前を付けて開始します。

初期設定

プロジェクト設定でタイムライン解像度やフレームレートを設定します。

特に、タイムラインフレームレートは後で変更できないため、注意が必要です。

編集の基本操作

  • メディアページで動画や音楽ファイルをインポートします。ファイルをドラッグ&ドロップするか、「ファイル→読み込み→メディア」を選択します。
  • タイムラインにクリップを配置し、不要な部分をカットします。再生ヘッドを移動させてイン点とアウト点をマークし、Deleteキーで削除します。
  • トランジション効果を使用してクリップ間の切り替えをスムーズにします。エフェクトパネルからトランジションを選び、タイムラインにドラッグ&ドロップします。
  • BGMファイルをメディアプールにインポートし、タイムラインに配置することで挿入が可能です。また、音量調整やフェードアウトもここで行うことができます。
  • タイトルメニューから「テキスト+」を選択し、タイムラインにドラッグ&ドロップしてテキストを追加します。フォントやサイズも調整できます。

書き出し

編集が完了したら、「デリバー」ページから書き出し設定を行います。ファイル名や保存先を指定し、「レンダーキューに追加」をクリックして書き出しを開始します。

 

最新バージョン:DaVinci Resolve 19の新機能

DaVinci Resolve 19の新機能

  • DaVinci Neural Engineと呼ばれる新しいAIツールが搭載され、特にトラッキングやスタビライゼーションの精度が向上しました。これにより、オーディオパンニングや映像編集がよりスムーズに行えます。
  • 文字起こしされたテキストを基に、タイムラインで直接クリップを編集できる機能が強化されました。これにより、話者を特定しやすくなり、編集作業が効率化されます。
  • 新しいノイズ除去機能により、映像の明瞭さを保ちながらデジタルノイズを効果的に低減できます。特に動きのあるシーンでの効果が期待されます。
  • シネマライクなルックを簡単に追加できる新しいエフェクトが導入され、露出や彩度の調整が可能です。
  • 色濃度や彩度を調整するための新しいパレットが追加され、よりリッチなカラーグレーディングが実現可能になりました。
  • マルチソース機能は、複数のカメラ映像を同時に表示し、視聴者の興味を引くポイントを探すことができる新機能です。これにより、ライブ編集やリプレイ作業が効率化されます。
  • クラウドベースでのプロジェクト管理とコラボレーション機能が強化され、世界中のチームメンバーとリアルタイムで作業できるようになりました。

 

まとめ

いかがでしたか?本記事では、DaVinci Resolve (ダビンチ リゾルブ)の基本情報から料金プラン、気になる無料版と有料版の違いについてなども詳しくご紹介させていただきました!DaVinci Resolve (ダビンチ リゾルブ)は、編集、カラーコレクション、VFX、モーショングラフィックス、オーディオ編集を一つのプラットフォームで行うことができ、プロフェッショナルな仕上がりを実現することを目標とした、すぐれた動画編集ソフトウェアです。みなさんも、ご自身の用途や目的に合わせてご利用をご検討してみてください!

Aoki Minami
シニアエディター

私は日々、ネットを駆使して最新のAI技術や最新動向、AI製品の関連情報に目を光らせています。特に楽しみにしているのは、こうして集めた情報を皆さんと共有することです。記事内では、AI最新技術を詳しく解説し、興味深い実例も研究していきます。 今後も、AIに関する情報を皆さんと共有し、共に学び成長していけるようなコミュニティを築いていきたいと願っています。

4.6
DaVinci Resolve

DaVinci Resolveは、Blackmagic Design社が開発したオールインワンの動画編集ソフトウェアです。

  • ビデオ編集
  • AI
$価格
  • DaVinci Resolve19:無料
  • DaVinci Resolve Studio19:46,980円(税込)
+メリット
  • 多言語対応
  • 無料版でも多くの基本的な動画編集機能が利用可能
  • 色補正が非常に強力
  • 複数ユーザーによるコラボレーション機能を提供
-デメリット
  • ワークフローに慣れるのに時間がかかる
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