はじめに

現代では、数多くの動画編集ソフトが開発、提供されています。あまりに数が多すぎて、どのソフトを利用すればよいかわからない!という方も多いのではないでしょうか?そんな方におすすめしたいのが、CapCutです。本記事では、動画編集ソフトCapCutの基本情報や主な機能、価格プラン、有料版と無料版の違いなどを詳しくご紹介していきます。最後までお読みいただけると幸いです。

CapCut(キャップカット)とは?

CapCut(キャップカット)は、中国の大手IT企業「バイトダンス」社がリリースした、初心者からプロフェッショナルまで、誰でも簡単に利用することができる動画編集アプリです。このアプリは、モバイルデバイスやPCで利用でき、豊富な編集機能を提供していますが、本記事では、主にパソコン版のCapCutについて詳しくご説明していきます。

CapCut(キャップカット)パソコン版について

基本情報

開発元

ByteDance

対応OS

  • iOS
  • Android
  • Windows
  • Mac OS

対応言語

  • 日本語
  • 英語(イギリス、アメリカ)
  • 韓国語
  • ポルトガル語
  • トルコ語
  • スペイン語
  • インドネシア語
  • ロシア語
  • ドイツ語
  • アラビア語
  • フランス語
  • その他多数言語

プロセッサー(CPU)

Intel Core i 3以上

グラフィックス(GPU)

Intel HD Graphics 4000 or above

公式サイト

https://www.capcut.com/ja-jp/

 

主な機能

基本的な編集機能

  1. トリミングとカットで、動画の不要な部分を簡単に削除できます。
  2. 動画の再生速度を調整し、スローモーションや早送り効果を追加できます。
  3. 動画を逆再生することでユニークな効果を作り出せます。
  4. 動画を複数のセクションに分割し、個別に編集が可能です。

音声編集機能

  1. 動画に背景音楽を追加できます。TikTokや他の音楽ライブラリから選択可能です。
  2. 量の調整やフェードイン・フェードアウト効果を追加できます。
  3. 自分の声を録音して動画に追加することができます。

エフェクトとフィルター

  1. 多彩なフィルターを使用して、動画の色調や雰囲気を変更できます。
  2. 特殊効果を追加して、動画をより魅力的に演出できます。
  3. シーンの切り替えをスムーズにするためのトランジション効果を追加できます。

テキストとスタンプ

  1. 動画にタイトルや字幕を追加できます。フォント、サイズ、色を自由にカスタマイズ可能です。
  2. 動画にスタンプや絵文字を追加して、楽しい演出ができます。

高度な編集機能

  1. AIを利用して、動画の背景を自動的に削除できます。
  2. 3Dズーム効果を追加して、動画に立体感を持たせることができます。

テンプレートとプリセット

  1. 数千種類のテンプレートが用意されており、簡単にプロフェッショナルな動画を作成できます。
  2. よく使う設定をプリセットとして保存し、次回以降の編集に活用できます。

価格

料金プラン

Windows版

Mac版

無料プラン

無料

無料

Proプラン(月)

1,600円

1,600円

Proプラン(年)

12,000円

12,000円

サブスクリプションプラン(月)

1,200円

1,200円

サブスクリプションプラン(年)

1,1000円

1,1000円

 

CapCut(キャップカット)パソコン版の無料版と有料版の違い

無料版では、トリミング、カット、再生速度の変更、逆再生、分割などの基本的な編集機能が利用可能です。また、BGMの追加、音声の調整、ナレーションの追加が可能です。さらに、基本的なフィルターやエフェクトのほか、テキストの追加やスタンプの利用が可能です。また、無料版では1GBのクラウドストレージが提供されます

一方、有料版では、フリッカーの削除、モーショントラッキング、AIエフェクトなどの高度な編集機能が利用可能です。有料版では、無料版に比べて、より多くのエフェクト、フィルター、カラーグレーディングツールが利用できます。AIを利用した自動キャプション、背景削除、ボーカル分離などの機能が追加されます。また、有料版では100GBのクラウドストレージが提供されます。ほかにも、高画質(320pや640p)のGIF画像が作成可能であったり、動画中の音声を認識し、選択した言語に自動でキャプションを翻訳する機能があります。

CapCut(キャップカット)パソコン版のダウンロード方法

Windows版のダウンロード方法

① 公式サイトにアクセスする

ウェブブラウザを開き、CapCutの公式サイトにアクセスします。

② ダウンロードページに移動する

公式サイトの上部メニューから「ダウンロード」をクリックします。

③ Windows用ダウンロードを選択する

「Windows用ダウンロード」ボタンをクリックします。

④ インストーラーファイルのダウンロードする

ダウンロードが開始され、「CapCut_Setup.exe」ファイルが保存されます。

⑤ インストーラーを実行する

ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストーラーを起動します。

⑥ インストール手順に従う

画面の指示に従ってインストールを進めます。利用規約に同意し、保存先フォルダを選択することで、デスクトップショートカットを作成することができます。

⑦ インストール完了

インストールが完了したら、デスクトップまたは「スタート」メニューからCapCutを起動します。これで手順は完了です。

Mac版のダウンロード方法

① 公式サイトにアクセスする

ウェブブラウザを開き、CapCutの公式サイトにアクセスします。

② ダウンロードページに移動する

公式サイトの上部メニューから「ダウンロード」をクリックします。

③ Mac用ダウンロードを選択する

「Mac用ダウンロード」ボタンをクリックします。

④ インストーラーファイルのダウンロードする

ダウンロードが開始され、「CapCut_Setup.dmg」ファイルが保存されます。

⑤ インストーラーを実行する

ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストーラーを起動します。

⑥ インストール手順に従う

画面の指示に従ってインストールを進めます。利用規約に同意し、保存先フォルダを選択することで、デスクトップショートカットを作成することができます。

⑦ インストール完了

インストールが完了したら、デスクトップまたは「アプリケーション」フォルダからCapCutを起動します。これで手順は完了です。

CapCut PC版を日本語にする方法

Windows版

⑴ CapCutを起動する

CapCutを起動します。

⑵ 設定を開く

画面右上にある「設定」(歯車マーク)をクリックし、「Settings」を選択します。

⑶ 言語設定を行う

「Settings」タブで、「Language」をクリックし、プルダウンメニューから「日本語」を選択します。

⑷ 保存と再起動を行う

「Save」ボタンをクリックし、次に表示される「Restart」ボタンをクリックしてCapCutを再起動します。これで手順は完了です。

Mac版

⑴ CapCutを起動する

CapCutを起動します。

⑵ 設定を開く

画面左上の「CapCut」メニューから「Settings」を選択します。

⑶ 言語設定を行う

「Language」の中から「日本語」を選択し、「Save」をクリックします。

⑷ 保存と再起動を行う

CapCutを再起動して、日本語設定が反映されます。これで手順は完了です。

 

CapCutの危険性について

1. セキュリティリスク

CapCutは中国のByteDance社が開発しているため、一部のユーザーはデータのプライバシーやセキュリティに懸念を抱くことがあります。特に、個人情報の収集や利用に関する懸念が挙げられます。

2. ウイルスやマルウェアのリスク

公式サイトや信頼できるアプリストアからダウンロードする限り、ウイルスやマルウェアのリスクは低いですが、非公式サイトからのダウンロードは危険です。

3. 利用規約のリスク

CapCutの利用規約には、ユーザーが作成したコンテンツをByteDance社が利用できる権利が含まれています。これにより、ユーザーの動画が他のプラットフォームで使用される可能性があります。

4. 著作権侵害のリスク

CapCutで提供されている音源やエフェクトの一部は著作権フリーではないため、商用利用や公開時に著作権侵害のリスクが伴います。特にYouTubeなどのプラットフォームで公開する際には注意が必要です。

5. 商用利用の制限

CapCutは商用利用が禁止されているため、利益を目的とした動画制作には使用することができません。商用利用を考えている場合は、他の動画編集ソフトを検討する必要があります。

 

CapCutを安全に使うために気を付けたいこと

  • 公式サイトや信頼できるアプリストアからダウンロード

CapCutの公式サイトや信頼できるアプリストア(Google PlayストアやApple App Store)からのみダウンロードしてください。非公式サイトからのダウンロードは、ウイルスやマルウェアのリスクが高まります。

  • 個人情報の管理

アプリの利用に必要な最小限の個人情報のみを提供し、不要な情報は入力しないようにしましょう。また、アプリ内のプライバシー設定を確認し、必要に応じて設定を変更してください。

  • 利用規約の確認

CapCutの利用規約をよく読み、データの収集や利用に関する内容を理解してから使用を開始しましょう。作成したコンテンツがどのように利用されるかを確認し、納得した上で利用を続けてください。

  • 著作権に注意

提供されている音源やエフェクトの中には著作権が存在するものもあります。商用利用や公開時には、著作権フリーの素材を使用するか、適切なライセンスを取得してください。著作権侵害のリスクが気になる場合は、 自分で作成した音源やエフェクトを使用することで、著作権侵害のリスクを減らすことができます。

  • 商用利用の制限

CapCutは商用利用が禁止されているため、利益を目的とした動画制作には使用できません。商用利用を考えている場合は、他の動画編集ソフトを検討する必要があります。

  • 定期的なアップデート

CapCutの最新バージョンを常に利用することで、セキュリティの向上や新機能の追加を享受できます。定期的にアプリをアップデートしましょう。

  • セキュリティソフトの利用

パソコンやスマートフォンにセキュリティソフトを導入し、ウイルスやマルウェアからデバイスを保護しましょう。

 

まとめ

本記事では、動画編集ソフトCapCutの基本情報や主な機能、価格プラン、有料版と無料版の違いなどを詳しくご紹介しました。CapCutは、非常に使いやすいソフトであることが特徴的です。上級者向けの方には少々物足りないと感じられるかもしれませんが、動画編集を始めたての初心者の方には強くおすすめできるソフトです。また、価格プランが数種類用意されているため、柔軟な利用ができる点も魅力的です。ぜひご自身の用途や目的に合わせてCapCutを利用してみてください!

Aoki Minami
シニアエディター

私は日々、ネットを駆使して最新のAI技術や最新動向、AI製品の関連情報に目を光らせています。特に楽しみにしているのは、こうして集めた情報を皆さんと共有することです。記事内では、AI最新技術を詳しく解説し、興味深い実例も研究していきます。 今後も、AIに関する情報を皆さんと共有し、共に学び成長していけるようなコミュニティを築いていきたいと願っています。

4.8
CapCut

CapCutは、中国の大手IT企業「バイトダンス」社がリリースした、初心者からプロフェッショナルまで、誰でも簡単に利用することができる動画編集アプリです。

  • ビデオ編集
$価格
  • PROプラン(月):1,600円
  • PROプラン(年):12,000円
  • サブスクリプションプラン(月):1,200円
  • サブスクリプションプラン(年):1,1000円
+メリット
  • 基本的に無料で使えます。
  • 便利な機能がたくさんあります。
-デメリット
  • 商用利用が禁止されています。
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